千葉大生4万7千人分の情報流出 成績などネットで閲覧可能に

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 千葉大生4万7千人分の情報流出 成績などネットで閲覧可能に

 

【記事要約】

千葉大学にて教育学部教授が研究室からデータ保存用外付けハードディスクを自宅に持ち帰るなどしたため、学生名簿など延べ約4万7千人分の個人情報が約1カ月にわたりインターネットで閲覧可能な状態だったと発表した。個人情報が悪用されたとの連絡はないという。検索サイトから情報を完全に削除するのに約20日間を要したという。教授の処分を検討するとともに、個人情報の管理徹底へ教職員に対する教育と指導に努めるとした。

 

【疑問点】

個人情報の取り扱いは大学側ではどのように規定していたのか。

 

【考え・主張】

 以前にも何度か小学校などから生徒の個人情報が流出するニュースを見たことがあるが、今回は国立大学から、それも「教授」が流出させてしまったことに問題があると感じた。小中学校の教員と教授では個人情報に対する認識や専門でなくともその情報の管理が甘ければどうなるか容易に考えることができたはずである。

 また学校側の規定を無視した点では小中学校の教員であろうと教授であろうと共通する問題である。学校側が個人情報への配慮、規定や制限をするのは当然であるはずなので今回のケースもこれまでの同じような事例も規定を守らずに身勝手な振る舞いをしたことが原因である。この点に関しては個人の良心や意識の問題であり、ここは学校側がデータを読み取り専用にするなど複製のできないように策を打つか、データを保存し持ち帰ることを前提としセキュリティ上安全と判断された記憶媒体のみ使用を認めるなどの配慮が必要である。

 

【その他】

特になし。