出動先誤り救急車の到着10分遅れる 登録住所が実際と異なり

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出動先誤り救急車の到着10分遅れる 登録住所が実際と異なり

 

【要約】

 飯田広域消防本部は記者会見を開き、長野県下伊那郡高森町内から119番通報を受けた際、出動先の確認を誤って到着が10分遅れたと明らかにした。搬送したのは70代男性で、飯田市内の病院で死亡した。
 同消防本部には通報の発信元電話番号から電話加入者や住所を自動表示する位置情報の通知システムがある。今回は登録された情報と実際の居住者が異なっていた。原因は不明という。

 

【疑問】

 なぜ通報先の住所と登録されていた住所に違いが生じたのか。

 

【考え・主張】

 システムの誤作動なのか原因は不明であるようだが、結果として一人の男性が死亡してしまった。今回の事故は通報時にシステムによって表示された住所を消防が読み上げた際に、通報先の女性から違っているとの応答はなかったとのことだが、おそらく気の動転によるものである。このようなシステムの不祥事で助けられたかもしれない命を他に失わないようにするためにも、システムに頼るばかりでなく人と人の間での確認を重点的に行うべきだ。

 

【その他】

 特になし。